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治療は治療になれた病院で

さらに進むと、がんは横隔膜を超えて、腹部のほうにまで広がっていく。肺にできるがんでありながら、その広がり方は独特で、肺がんとはまったく違う。

また、胸膜中皮腫は肺がんとは性質が大きく異なる。肺がんの代表的な腫瘍マーカーのCEAは正常だ。中皮腫の腫瘍マーカーには、シフラやメソテリン、TPA、ヒアルロン酸がある。

中野さんはこうアドバイスする。

「このがん特有の広がり方を予想して治療を進める必要があります。また、肺がんとは治療法も違います。それだけに、この病気になれた病院で治療を受けたほうがいいでしょう」

自覚症状としては、胸水による息苦しさや、咳が出るようになったりする場合がある。しかし、病気になった最初の頃は、自覚症状は少ない。

診断は、CTによる「画像診断」や、胸腔鏡で見ながら病変をとって調べる「組織診断」、胸水を調べる「細胞診」、などによって確定する。また、がんがどこまで広がっているか、調べることも大切だ。


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