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子宮体がんの治療は手術が中心になる

子宮体がんの治療は手術が中心になる。ほとんどの場合、手術は行われると考えていたほうがいいだろう。基本は子宮と卵巣だけを切除する「子宮全摘術+両側付属器切除術」が基本である。がんが子宮頸部にも及んでいる場合には、卵巣、卵管、腟の一部、リンパ節なども一緒に摘出する「広汎子宮全摘術」が選択されることになる。

「リンパ節などに転移があり、再発のリスクが高い場合、放射線治療か化学療法を追加することになります。アメリカでは放射線治療を加えることが多く、日本では化学療法が多い傾向があります。ただ、5年ほど前に行われた臨床試験では、手術後に組み合わせる治療としては、放射線治療より化学療法のほうがよかったという結果が出ています」

それにより、アメリカでも化学療法を受ける人が増え続けているという。

「女性のがんに共通していえることは、妊孕性温存を可能にするためには、がんを初期に発見することが必要だということです。そのために、子宮頸がんなら検診を受けることが最も重要。日本における検診受診率は先進国の中でとくに低いのです。ワクチンによる予防が実現していない現状では、自分の命を守るためにも、また妊娠機能を失わないためにも、検診を受けることが大切です」

子宮体がんは、1期でも85~90パーセントに不正出血がある。そうした症状があったら、すぐに検査を受けることが望ましい。

卵巣がんの早期発見は難しいが、産婦人科のかかりつけ医がいると、内診や超音波検査で早期発見に役立つ可能性はありそうだ。


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